― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2009年4月12日 (あと何回桜見られるか)

教会の入り口に咲く見事な桜の花を見ながら、昨年以来、桜を見る時の自分の気持ちが少し変わったことに気づく。ちょうど1年前、お祈り会に来た高橋昌子さんが部屋に入るやいなや『先生、教会の入り口の桜ほんと見事ね！この前、昼間に見に来たの。わたし、あと何回この綺麗な桜が見れるかしら!?』と言われた。『後、何回見れるか？』そういう発想は私の中には全くなかった。桜が見せてくれるその麗しさ、それを創られた神様に感謝するという想いはそれまでも在った。けれども、毎年見られて当然だろうと漠然と構えている自分を知った。そして、そう話してくれた昌子さんはわずか4ヵ月後、多くの人に惜しまれつつ天に召されて行った。彼女は何か察するものがあったのだろうか？復活を信じる私は、時々天国を想像してみる。だけど、全く罪に汚染されていない世界。そして永遠の命を持つ人々が「嫁ぐことも、めとる事もない」つまり血縁関係のない世界を生きている姿を思い描こうとするが、いくら頑張ってみてもつじつまが合わなくなって描けなくなるのである。 　しかし、描けないから存在しないのではなく、描けないほどに罪の世界に浸かっているこの私をもイエス様は確かに死を打ち破り甦って、天の御国を約束してくださった。私が桜をあと何回楽しめるかは分からないけれど、主にあって確かなゴールを与えられている事と、先に召された人々に必ず会える期待と楽しみを抱きつつ、今年の桜を見ている。ハッピーイースター!!