― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2009年4月26日 (直には見えなくとも)

ここ10年日本で起きた殺人事件のうち半分近くが親族内殺人であるということを聞いた。つまり、親が子を、子が親をあるいは、孫が祖父祖母を、叔父が甥や姪を殺めてしまった。この国はどこへ向かって進んで行くのか？将来を案じるのは私だけではないだろう。聖書に「幻がなければ民は堕落する」箴言29章18節（新共同訳）とある。人よりも楽して得な人生、一度っきりだから自分のやりたい事だけをやる。もちろんそれは悪ではないであろうが、あまりにも自分の為にと生き急いでいる国民のツケが少しずつこのような形になって現れているように思える。クリスチャンこそこの時代に、自分も生き、その生き方が周りの人をも生かし、良き影響を与えて行くような人生を歩むようにと主は私達を選び、生かしていて下さっているのではないだろうか。 　先日の日之影教会献堂式には日之影町長が出席され、祝辞を述べられた。私は驚きと同時に感動した！かつてクリスチャン村八分の町が教会を歓迎している。それは次の時代へ伝える良き幻を教会が持っており、また期待されていることの現われでなかろうか。私たちの教会も同じ使命を頂いているはずである。 　いつか私たちは主に問われる時が必ず来る｢あなたはどう生きてきましたか？｣そして｢私が与えたクビキを良く負ってくれましたね｣と主に言って貰えるような歩みを全うしたいものだ。 　29日は心泉学園の子達が来る。まさに｢水の上にパンをまく｣ようなものだろう。しかしあの可愛い子達の心の隅にでもイエス様が、教会の姿が残って欲しいと心から願う。