― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2009年9月20日 (トイレ掃除)

私たちの教会のトイレはいつも綺麗だなと感心する。豪華な造りではないけれども毎月2回の清掃のとき、自ら進んで掃除をしてくださる方々がおられ、清潔に保たれている。自分の家のトイレでもなかなか出来ないのに教会のものを丁寧に掃除される方がいてくださることに尊敬の念を抱くのである。水洗であっても掃除をしなければ汚れるし、匂いもする。少し前、新聞の投書欄で「トイレ掃除は人間育成に最も良いもの」との意見に賛否両論あった。まさにトイレ掃除こそ人を磨くものであると共感する声や、いや、強いられてするなら人間形成には直結しないなど等。トイレ掃除だけで人間が育てられるというのは拙速だとは思うが、いやいやでなく人の汚れをきれいにし、自らが汚れてもそれを引き受けることは、やはり人間性が豊かでないと続くものではないだろう。 　私は教会でいつも、イエス様が十字架で命を捧げ、私たちの罪を全部引き受けてくださった、と語る。そう語る自分が何よりも問われている事を示される。イエス様には尽くしてもらいたい、愛してもらいたいとの思いから脱却して、霊と真をもって捧げる礼拝から今週も初めてゆき、人の荷を負える者となっていきたいものだ。