― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2009年11月8日 (ミルトス)

オレゴン時代の農場はMyrtle Pointという人口3000人の小さな町。その外れの山の中にある水仙農場だった。Myrtleというのは聖書にでてくるミルトスのこと。そこに行くまで見たことも聞いたこともなかった。日本の樫の木のように固く、木目が美しいので木工芸品として用いられる木であるが、言葉として英語の発音するのが日本人の私には至難の業!!どうしてもメートルポイントになってしまう。だからネイティヴの人には通じなくて何度も言い直しをしなければならない経験をした。ある時、友人の家に夕食に招かれた。そこには２歳くらいの男の子がいて言葉をしゃべりかけていた。食事の後、お父さんがその子にゆっくりとMyr〜tle〜pointと発音の仕方を教えてるではないか。そうかやっぱり子供にも難しいのかと、なんだか勇気を得て、気づかれないように音を出さないようにそのお父さんの真似をしてみた。すぐは出来ないが、そのゆっくりした発音が耳に残っていたので、それからは一人で何度も何度も練習したのを覚えている。 　ミルトスは神の祝福を現す木と言われている。私はこのMyrtle Pointで生まれて初めて聖書を手にし、クリスチャンと出会い、愛であり、創造主である方を知った。私にとって正に祝福の木、そして町である。