― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2009年12月20日 (クリスマスの恵み)

今年もご近所のTさんが畑で取れたばかりの新鮮な大根、にんじん、蕪を沢山持ってきてくれた。木枯らしの吹く寒い中、軽トラを囲んで暫く立ち話をしていた。私たちの教会に泥棒が入ったことも既に知っておられて、どこから入って、被害があったかどうかなどいろいろ話していた。「センサーライト付けるといいやぁな。赤いランプが付いて回るともっと効き目があるだよな！」と心から私たちの教会のことを心配してくださっている。この地に私たちの教会が越して来る時、得体の知れないキリスト教会が来るということで随分と心配しておられたようである。もし逆の立場なら私も同じ思いをしたことだろう。そして今、こうして自分で育てられた野菜を、教会の皆さんに分けてあげてくれやと持ってきてくださる。「ありがたいなー」と思った。中井町に来てからもう満7年が過ぎた。しかし、なかなか人々は教会に足を向けてくれない。時々思う、「何をしているんだろう？」自分の無力さやまた、やっていることが時々無意味のように感じられることもある。しかし小さなことだが、こうしてこの教会を認めていてくださる方もいる。そのことに励まされ、その小さなことを喜ぼう。 　今日はクリスマス。あの小さな町ベツレヘムの小さな馬小屋にお生まれになった救い主の誕生を一番に告げられたのは、忘れ去られていたような羊飼いたちであった。クリスマスの恵みは、人間が思う「小さな事」の中に神の偉大な祝福が用意されているのであろう。 　　　　　　　　　　　　　　　　　☆ Merry Christmas ☆