― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2009年12月27日 (クリスマスイブ)

私が続けているテニススクールにずっと来ているある方のご主人が一昨年亡くなられた。それまで「主人は一階、私は2階が生活の拠点だからお互い居なくてもどっちでもいいのよねー」とよく言っていた。この方はよく教会のバザーのお手伝いや、自分で編んだ手編みの綺麗なセーターなどを出品したりしてくれた。さて、一人きりの生活になってみると、家の事は全部自分がやってきたと思っていたのに、実際にはご主人が負ってくれていたところが沢山あることに気付いたと言う。そして、人と交わるのが好きだったこの方が面倒くさいと言う様になり、外に出るのも億劫になったと言うようになった。そのせいか少し弱って来たように思える。テニスにも最近は出てこなくなってしまった。先日のクリスマスイヴ礼拝の朝、もう一人のテニススクールの方に電話し、「この方を是非誘って今夜来てくれないですか」とお願いしたら、この方は快く申し出を受け入れてくれた。当夜その二人は来てくれた。そして、マルセまゆみさんのお笑いで包んだ芸の中に、福音とクリスマスの本当の意味を伝えるメッセージが集った人たちの心と魂に届けられた。その方が信じるかどうかは主にお任せして、クリスマスのメッセージと、神様の愛をこのような形で教会が地域の方々に現わせることが出来たことを嬉しく思った。 　信仰の育成と継承。そして地域の方々に小さくとも神の愛を伝えることが出来る、そのような教会を目指しつつ歩んで行きたい。