― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2010年1月1日 (お正月)

♪♪もういくつ寝るとお正月♪♪と唱歌にあるように、子供のころはお正月が来るのを指折り数え、後何日、あと少しと心待ちにしたものだ。それは、特別な時しか会えない親戚の人たちが来るのと、いとこ達も一緒に来て楽しく遊び、賑やかになるからだ。私と同じ年の子がいて、その子とは特によく遊んだ。お互い、だんだんと大きくなるにつれ、彼は少年野球のピッチャーになり、そのチームが地区で優勝したりするほどになった。中学に入ると陸上部で駅伝の選手に選ばれるようなり、地方紙でも取り上げられるようになった。すると私の父がそういう記事を見ては「何々ちゃんはようやっとるなぁ」とつぶやくように言っていた。野球部を辞めた私はなんだか自分は何をやっても続かない、だめなヤツと思われているように感じていたのを覚えている。人は、似たような者と自分を比べたり、比べられたりして育つ、これはある意味避けられないことだろう。学校の成績もそれらの一つだろう。そうして自分の位置を確かめて、反省したり、努力したりするのは必要なことでもある。 　しかし、振り返ってみると私にとって、聖書の神、聖書の言葉に触れたことは本当に大きなことであった。何故なら、私を造られた方、天の父が「あなたは私の目には高価で尊い」と語りかけていることを告げてくれたから。今年も、この言葉の確かさに、自分の存在の意味、生きる価値を知るものとして、この福音を伝えて行くものでありたい。