― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ― 2010年2月14日 (フリージア) |
私たち夫婦の結婚記念日は家内がフリージアを買ってきてくれて、ささやかなお祝いと、感謝のときを持つ。「ここまでよく一緒に来てくれたね、苦労かけたね、これからもよろしくね！」と声を掛け合って家内の好みのシャンパンを開けて互いのグラスを合わせ感謝する。その時に撮ったフリージァの写真が、一年間私の携帯電話の待ち受け画面となる。この花には特別な思いが私にはある。両親の家を出、全くゼロからはじめた私の農業はフリージアがメインの作物だった。この花を上手く作り、しっかりと売らなければ生活が出来ない。その様なプレッシャーや様々の困難を経験しつつも、主の御守りと祝福の中、小さな借家と畑そして作業場で子供たちはのびのび育った。よく想い出が「走馬灯のように駆け巡る」と言うけれども、この花を見ると正にそのような思いにさせる私には特別な花。花卉専業農家ではあったけれど、私は他の花の育て方はあまり詳しくない、これだけしか知らないと言われても仕方ないくらい！でも其れで良かったなと今思う。 分厚い聖書の言葉の中にも、いつも私を原点に立たせてくれる一つの言葉がある。「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」詩篇37篇5節 花はフリージア、聖書は詩篇37の5、この二つが、いのちをもって私に語りかけるように思うのである。 |
その時に撮ったフリージァの写真