― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2010年4月4日 (筋肉痛)

3月下旬のある快晴の日。大学生の息子と二人で、以前から家内に頼まれていたアネモスガーデンの切り株を抜くことにした。植物を植えるために耕そうとしても根っこが邪魔をして鍬が入らないので困っていたのである。抜き取るのは全部で11本。もともと抜くつもりがなかったので木は全部地面すれすれのところで切ってある。さあ、その根にロープを掛けて、借りてきたチェーンブロックのフックを掛けて引っ張り上げるという訳だが、なんせ地面すれすれに切ったものだから引っ掛けてもすぐ外れる。スコップと鍬で根の周りの土をぐるりと掘り、そこへロープを回すという作業を何度も繰り返す。全身の力を振り絞って根の周りを掘り、引っ張りあげること約1時間、やっと最初の1本が抜けた。ググっググっと周りの土を絡めながら根が持ち上がってくる時のあの爽快感。思わず「やった！」と声を上げる。そして、つい残りの本数を数えてしまう、後10本もあるぞ！だが最初の根が一番大物であったのと、やりながら要領を掴んできたのとで、どうにか午前中に全てを抜き取れた。慣れない作業と全身の筋肉を目いっぱい使ったのでもう体はへろへろ。翌日には全身が痛くて、何をするにも「よっこらしょ」と声が出てしまう有り様。しかし「全部抜いたよ」と伝えたときの家内の「ありがとう」の言葉と嬉しそうな笑顔で筋肉痛は心地よい疲労感に変わっている。 　今日はイースター。いつかこの地上の生涯を終え、天の御国に帰るときも「よくやったね」と笑顔で迎えてくださる主を心に描きつつ、日々の労苦を感謝に変えて行きたいものだ。