― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2010年5月2日 (従うこと)

土曜日礼拝を終えての帰り、いつもの通り馴れた道。信号機の手前およそ100メートル。信号が青だったので今のうちと、少しアクセルを踏み込むのとほぼ同時に、信号機は私の気持ちを無視するかのように黄色に変わった。横にいた家内が「あかん、やめなよ！」と私に心のブレーキをかける。「ああー惜しいなー」とか言いつつ、私がゆっくり車を停止線に止めた時、対向車線から一台の車が交差点を走り抜けてきた。信号はすっかり赤だった。すると、暗闇の中で交差点の右側で待っていた車の中の一台が突然、赤い警告灯を点け、ウーウゥ〜ウーと鳴らしながら先ほどの車を追いかけていった。パトカーが信号待ちをしていたのだ。それを見た私たちは互いに顔を見合せた。「ワオー」と私が言うと、家内が「ほらね、私が止めてあげたから良かったでしょ」と自慢げに言う。ありゃーまた言われちゃったなと悔しいながらも感謝した。 　「老いては子に従え」と諺があるが、私にとっては、「老いては妻に従え、そして人生は主に従え」だなーとつくづく思わされることが最近多いのである。私が知ってることや、出来ることは本当に僅かでしかない。しかし、全てをご存知で、全能なる方が、この私のために一人子イエスキリストを与えてくれた。この方の愛と真実、そして赦しを知る故に、この確かな方に従っていける人生の幸いよ。