― PASTOR ”B”こころのメモ ― 2010年8月8日 (鳥肌)


 「武間先生は食べ物の好き嫌い多いですね」とよく言われる。そこで私は何が苦手なのかと数えてみた。納豆、ふき、なまこ、インゲン、その他塩けの多いもの(濃い味の漬物とか)、そんなものだ。そのインゲンだが、サラダにしても、さっと湯がいても、口に入れて噛むとき、歯とインゲンのすれる音が「キュル、キュル」と鳴る、同時に僅かな振動が歯に伝わる。(超新鮮なものと、しっかり煮込んであるものは別)この音と振動が私の大の苦手。その瞬間、私の腕には鳥肌が立っている!!インゲンそのものの味や風味は好きなんだが、どうしてもこの音と振動がダメで、しばらく噛むのを止めて、覚悟を決め、目をつぶり、さっさっと噛んで飲み込んでしまう。
 夏になると隣のおじさんが、家庭菜園で一生懸命作った取れたての野菜を沢山下さる。「これ今朝、取れたよ。うまいよ。どうぞ食べて」と差し出す袋にはインゲンもよく入っている。せっかくのご好意を無駄にしないようにと、料理してくれた家内にも悪いしと、インゲンを強い覚悟で鳥肌を押さえつつ、味わい食べるのである。
 最近、私はコンサートの最後に「また逢う日まで」を演奏する。演奏の前に天国での「再会」をイメージしていることを説明し、吹き始める。そしてこの曲の最後の音、「ミ」に私は、特に、既に天に召された方々と再会できる希望の思いを込めて、めいっぱい吹き込む。何人もの方が「あの最後の所、鳥肌が立ちました」と言って下さる。好き嫌いをされない真実なイエス様の愛と救い、永遠の命の希望が、その方々にも伝わるようにと願うのである。