― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2010年8月22日 (みんな同じ色)

赤い花 白い花 いろいろあるけれど 　　　　葉の色は みんなみどり 　　肌の白い人 黒い人 　　　　けれど内を流れる 血の色は みんなおなじ 　　　　「星野富弘さんの最新の本『種まきもせず』より」 　「歯は芸能人の命」なんて言うキャッチコピーがあったけれど、花にとってこそ「葉」は命なのである。そう云えばどれもみんな緑の葉だ、なんて改めて思う。フリージャを栽培していた頃、もう少し花全体にボリュームを、そして葉の緑を濃くして見栄えをよくしようと欲張って液肥を散布した。１週間しても何の変化もない。そこで２回目をやる。あれ！何にも利かないのか？と思っていると最初の散布から10日位たった頃から変化が現れる。葉の表面に窒素分の採りすぎで、葉が焼けて、せっかくの緑の葉っぱが、茶色く錆を帯びたように縁取ってしまう。これで花の価値はガタンと落ちる。表面だけでなく、見えない葉の僅かな変化や花全体を、よく確かめてやらなければならなかった痛い経験を一度ならずした思い出がある。表面だけでなく、土の中の根も含めた全体を見る必要があるのだ。 　歴史の偉大な人物も、普通の人も、どの国の人もみんな同じ赤い血が流れている。神様ありがとう！そして、どの人にもキリストの赤い血が流された故に、皆、義人とされる。