― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2010年11月14日 (ある詩)

「私は木を愛す 　勇敢にそびえ立つ木を 　世の嵐に打たれ、人生に傷つけられ　葛藤に悩むとき、 　木を見上げると　私の魂は蘇る 　もし、頭を高くもたげたままで　木がしっかり立ち 　死をも覚悟して嵐に立ち向かうというなら 　その時、神の恵みにより　少なくとも天からの助けがあって 　私もまた　堅く立ち向かおう 　　私は木を愛す　なぜならそれにより私の魂は生き返るからだ 　　私は木を愛す 　葉が落ち、木肌がむき出しになり　枯れ果ててしまったかのように見える時さえ 　冬になり、冷気と雪が吹き付ける時でさえも 　外敵によって 狼狽することなく　木はしっかりそこに立つ 　春を待ち望みつつ．．．． 　木とはかのように、信仰の堅きもの 　　私は木を愛す」　　　　　　　　　　ラルフ・カッシュマン 　この詩の作者は、木そのものを心から愛しているのだろうか？イエスのついた十字架の木を指しているのか、あるいはイエス自身を語ろうとしているのか？読む人によって様々な受け取り方ができるであろう。私には何か井上陽水の歌詞に似た、曖昧な表現の中に浮かびあがるイメージが湧いてくる。それは十字架からのイエスの赦しと励まし、そして希望のメッセージが。