― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2010年11月28日 (落ち葉遊び)

テニススクールをしているコートの側に大きな銀杏の木が２本ある。夏は日陰を私たちに与えてくれ、秋はギンナン拾いの楽しみ、そして紅葉の美しさを分けてくれる。 　先日のレッスン中、お揃いのピンクの帽子に、ガウンのようなピンクの制服を着た幼稚園児たちがコートのフェンス脇を通っていた。銀杏の落ち葉をかき集めてあるところに来ると、園児たちは互いに葉っぱをいっぱい抱えて友達にかけ合いっこして、キャーキャーと歓声をあげ始めた。その歓声に引き付けられ、私は球出しの手を止め、その様子をじっと見ていた。見守る先生方もニコニコしている。そしてテニスの他のメンバーも皆んなその光景に目をやりニコニコしている。そして誰かが言った。「いいなあー、あんなに楽しめて！」それは見ている私たちにも喜びを分けてくれた一時であった。 　風に吹かれてどこかえ消えていく落ち葉、役目を終えた落ち葉。それでも子供も大人も、何とも言えない楽しいひと時を創り出してくれた。 　神様の造って下さった、素晴らしいこの世界。それには意味なく造られたものは一つも無い。私たち人間は特に、神様の命の息を吹き込んで下さったとある。消えいく落ち葉を見ながら、神様の愛に感謝できる幸いを想う。