― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2011年 2月 6日 (再会 その２)

沖縄旅行第３日目、今回の主目的である修がお世話になっている、命の水キリスト教会ヘ向った。1ヶ月ほど前から、この教会の牧師である球英先生より連絡があった。この日の祈祷会で私にサックス演奏とメッセージをお願いしますとの依頼である。今回の訪問で3度目となるが、私がラッパはしょっちゅう吹いているが、ホラばかり吹く人間ではないと少しは認めてくださったのだろう、ありがたいことである！またこの夜は、修が祈祷会の司会と賛美リードをするということで、私はどんな風になるのか楽しみであった。この3年半、この教会で愛され、育まれてきた我が子の司会によって、祈祷会は進んで行き、私は紹介された。 　この時、デニーも自宅から1時間以上もかかる所を来て、参加してくれていた。そこで、私は彼に短く自己紹介を、とお願いした。彼は得意の駄洒落を交えつつ、会場を沸かせながら証した。「僕は若い頃、イエスキリストのことをいろんな人に勧められましたが、そんなの大嫌いでずっと否定してました。『あの人たちはキリスト信者じゃなくて、キリスト患者だ！』なんて思ってました。でも、キリストが十字架上で『父よ彼らを赦して下さい。彼らは自分で何をしているのか分からないでいるのです』この言葉が僕の心に迫ってきたんです。あの十字架の苦しみの真っ只中、嘲る人々のために赦しを祈るキリストの愛と赦しのすごさを知った時、それは僕のためだったのだと分ったのです。そして、僕はキリストに従う決心をしました。」 　私も初めて聞いた彼の証しであった。会場は拍手と熱気に包まれていた。私は修のギターに合わせてアメイジンググレイスを吹いた。この歌の一節は正にデニーであり、私であったのだ。♪♪驚くばかりの恵みなりき、この身のけがれを　知れる我に♪♪