― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2011年 3月20日 (心の動き)

今度、大きな地震が来たらどうなるだろう？食料や他の生活必需品は大丈夫か？何度も何度も町や村が波に飲み込まれて行った映像を見せられた人たちの心は、小さな不安材料にも過敏に反応する。「食料も物資も十分あります」とメデｲアが連日、訴えてもスーパーやホームセンターの棚は売り切れが止まらない。被災地の道路が寸断されているのに加えて、この心の不安が流通をさらに悪化させ、今もっとも必要な被災地に物資が届いてないという事態が起きている。人間の弱さを痛感させられるこの1週間であった。 　「人は信じたものを生きる」とは私の信条だが。信じたものが行動を起こし、それが結果を生む。そしてそれらの積み重ねが人生という一つの道筋を作っていく。起きるかどうか分らないことに対してこれほど敏感になるのに、何故、必ず来る｢死｣に対して人間は鈍感なのだろう？避けたいのは地震も死も同じだろう。本当に備えが必要なことに対しての平安を頂いておくことの大切さを思うのである。 　そういう私も、今日やっとのことで、ガソリンが買えた。メーターがＥの線まで来ていて何軒もＧＳを回ったがどこも閉店中。給油を終えて乗り出したときは何か肩の荷が下りてホッとしたのを感じた。ガソリン満タンで感謝したことなど、今まで一度もなかったが、｢主よ、感謝します｣と心で言った。こうして創り主につながっていくことを積み重ね、必ず来ることへの備えをして行きたいものである。