― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2011年 7月31日 (ちゅらさん)

今から約10年前のNHK連続テレビドラマ「ちゅらさん」にはまってしまった。DVDを息子が借りてきて、「これ一緒に見る？」と言うので第一話から見ている。沖縄の小浜島という小さな島に住む主人公の絵里が11歳の時、民宿をしていた絵里の家に宿泊に来た東京からの家族の少年、文也と幼心に交わした｢結婚しようね｣との約束が二人を導くストーリー。絵里はずっと約束を信じ続けて大人になった。一方、文也は幼少期の良き思い出くらいにしか考えてなかった。紆余曲折を経て、二人は再会し、一途に信じてきた絵里の熱い思いと、信じ続ける姿に心を動かされ、二人は結婚する。もちろんこれはフィクションなので現実とは違う所が多々あるだろう。しかし、登場する絵里の家族と彼女を取り巻く人々との愛と絆、また子供時代の約束を後生大事に信じるのは「バカだ」と言われても、信じ続ける一人の人間像。私はそのような場面が出てくる所を何回も見てしまう。そして何回見ても涙が出る。そこには見えないけれども、人間にとって欠かすことの出来ない大切な、大切なものがあることを伝えてくれていると私には感じられるから。 　聖書の言葉は神様からの愛の約束である。この約束を信じた私にとってそれは、私の人生を大きく変えたものである。今、私たちはその言葉を手にとって証明することは出来ないことが多いだろう。だが、必ずやその約束が本物であることを確認できる日が来ることも確かである。