― PASTOR ”ＢK”こころのメモ ―　2011年 12月 25日 (忘れない2011)

2011年最後のパスター“Ｂ”心のメモとなる。今過ぎ去ろうとしているこの年を振り返れば、やはり2011は忘れることのできない大災害の年となることだろう。もしも誰かが、1年前のこの季節に「来年の春先には大地震が起き、津波で多くの犠牲者が出ます。」と語ったとしても、さて何人の人がそれを信じただろう。もちろんどのような人物が語るかが大きく信憑性を左右するだろうが、恐らく誰が語っても、私は信じられなかった方に入る人間だろう。そしてあれからもう9ヶ月以上が過ぎた。被災された方も新しい年を避難先で迎えなければならい程の長期の闘いになるとは想像しなかったのではないだろうか。賢い人は歴史から学ぶという、それは忘れてならないことを忘れないことが賢さにつながるのであろう。 　旧約聖書に出てくるイザヤという預言者はイエスキリストの誕生の700年も前の預言者。自国の存亡がかかる危機的状況のときに語った。「一人のみどり子が与えられる。それは神が決して私たちを忘れたり、捨てたりしないインマヌエル(神は私たちと共にある)のしるしである。」とのクリスマスのメッセージだった。だが、それは厳しい状況に生きる当時の人々には受け入れられなかった。今年、歴史の中にキリストがみどり子としてベツレヘムに生まれてくださって2011年以上が過ぎ、世界各国でこの方の誕生を喜び、祝われている。それはイエスが来たことによって人生にも人類の歴史にも愛と希望が与えられたからである。時空を超えて天の御国でこの様子をイザヤが見るなら（彼自身は体験できなかったが）自分が神から預り、語った言葉のすごさに驚嘆しているに違いない。歴史から学び、時代を超越した確かな言葉に土台を置いた2012年を迎えて行こう。