― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2012年 1月 29日 (結婚記念日)

1月27日は私と妻の結婚記念日。29年前のこの日を、私は今もはっきり覚えている。この日、徳島県鴨島町は快晴の澄み切った青空、真冬なのに穏やかな春のような一日だった。大勢の教会の皆さんにお手伝いいただき教会で結婚式を挙げ、その後友人が用意した”Just　Married”とペイントした車に乗り込み、道行く人々が見つめる中を恥ずかしい気持ちを抑えて、2キロほど離れた町のコミュニテイーセンターまで運転して行った。そこで友人達が用意してくれていた私たちの披露宴が催されたのだった。ああーあれからもう29年かと感慨深く思う。そして今年、3人の子供たちが提案してくれた。「母さん、父さん、結婚記念日は僕たちが招待するから食事に行こう、せっかくだからちょっと豪華なものを食べようね。」と。上の二人は社会人だが、三男はまだ学生なのだが彼も積極的に参加してくれた。教会の近くにある「レストラン太陽」に行った。ここは手作りの美味しい料理を出してくれる素敵なレストラン。しかし、田舎町だからか他のお客さんはいなくて、私たちが貸し切ったような状況であった。でもその分特別な雰囲気が味わえた。子供たちの気持ちを感謝しつつ、楽しいひと時であり、主の恵みを深く感謝したのである。 　私は父親としても、一人の人間としても多くの欠けがあり、弱さを持っている者である。そこを家内がカバーしてくれてきたことも事実である。しかし、それだけではない、やはり人生で救い主であり、愛そのものであられる主・キリストに出会った事が見えないけれど、私が支えられて来た大きな要因であることに間違いない。 「あなたの若い日に創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また、『何の喜びもない』という年月が近づく前に。」　との御言葉をより現実のものとして受け止められる年代になってきた感をもつ日でもあった。