― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2012年 4月29日 (子供ホスピス)

大磯に計画中の子供ホスピス設立のためのチャリテイーコンサートに出させて頂いた。末期の重い病気と闘う子供さん、そのご家族全員がホッと安らげる場所を提供し、家族の絆を確かめ合う施設。日本にはまだどこにもないそうだ。大人のための施設は私たちの教会の直ぐ側のピースハウスのように全国各地にある。旅行をしても重病の子供さんがいると、ホテルに宿泊を拒まれることがあるそうだ。(ここは大人の場合と違うらしい)闘病生活をする家族はリフレッシュのための遠出もままならないことが多いとの事。その様なご家族のためにと遺産として受け継いだ土地と建物を捧げ、声なき声を聞いてそれに応えていこうとする、その志に敬服する。 　生まれて間もなく重い病気になる子、生まれつき障害や病気を抱えて生まれる子もいる。一つの命は年齢や国籍に関わりなく大切で、意味のあるもの、それが聖書に記されている命の定義だ。子供たちがイエスさまの所に寄って来たのを弟子たちが叱った時、イエス様がこう言われたのを思い出す。｢子供たちを私のところに来させなさい。止めてはいけません。神の国はこのような者たちのものです。｣2千年も前にこの言葉が語られた。それも主は命を賭けて。そしてその価値観はキリスト信仰を受け入れた国々から次第に世界へと広がって行った事を思うと、イエス様のすごさ、聖書の力を思うのである。