― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2012年 9月 2日 (知るべきこと、聞くべきこと)

今年79歳になる知人が最近何度も私に「武間先生な、タバコの注意書きにJTは“タバコは健康に悪いです。肺がんになります。”ともっとはっきり書いとかなイカンわな！」とおっしゃる。50年以上タバコを吸い続け、体の衰えと同時に最近は少しの運動でも息切れがして仕方ないらしい。そこで病院に行って調べると、肺の中の酸素を吸収するひだのようなところがタバコのタールのせいでカチコチに固まっていて本来の機能を失っているとの事。それはもう二度と元には戻らない、良くはならないと宣告されたと言う。「ニコチンは悪いと何度も聞いとったが、タールがこんなに悪さするとは全然知らんかった。もうちょっと早よう知っとったら、タバコ止めたのに。注意書きには、その事きちんと書いとかなイカンわな！」と繰り返しておっしゃる。私はその通りですと心から頷くのである。 　聖書に「神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。」とある。それは永遠の命につながる神様を求める心といってよいだろう。また私達の良心も自分の内にある罪や醜いものを知らしめてくれる。それは神様からの「造り主である方に帰りなさい。」との私達の魂への注意の促しであろう。「死」という二度と元には戻れない厳粛な時を私達は皆迎える。だからこそ私達は真実な情報に聞かなければならない。教会の上に立つ十字架に現された神の愛と永遠の救いを感謝する。