― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2012年 10月 14日 (リフレッシュ)

フリージアを植えるハウスには夏コシヒカリを育てていた。コシヒカリは早稲系のお米なので早く収穫できる。食料としてのお米の確保もあるが、もう一つ大切な役割がある。同じところに同じ作物何年も作ると同種類の雑菌が地中にはびこるので連作障害を起こし、作物がウイルス性の病気になる。だが稲作は水を田んぼに張るので地中と空気を遮断し、それによって地中に生息する様々な雑菌に酸素が供給されず、土地をリフレッシュしてくれる。9月中旬に刈った稲をハウスの脇に架けて干したまま、すぐにフリージアの球根を植える。2週間もすると、うす緑の新目がいっせいに畑の表面に出てくる。この時の感動と、それが成長していく姿を見る喜びは、作物を育てる者の特権であろう！そして10月中旬になると架けてあった稲の籾をはじき、お米にする。稲の収穫、田んぼを畑に変え、畝を作り、直ぐに球根を植える。ものすごく忙しく、大変な作業を天気を見ながら急いでやらなければならない。だが、この稲のお陰で、連作障害を生まずに花が作れることを感謝したものだ。神様は、ただの繰り返しだけでなく、リフレッシュすることの大切さをこの大自然の中にもちゃんと用意されている、そう思ったものだ。 　私達が週に一度の礼拝を捧げる。それは1週7日の生活のリズムを私達の中に与え、また、日常の中で気づかぬ間に埋もれてしまう私達の魂を新しくさせるものだと信じる。