― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2013年 3月 24日 (めじろ)

我が家の庭に時々メジロが飛んでくる。その動きを見ているととても楽しいというか、大変なんだなとも思う。餌をくちばしで拾って食べるのがわずか０、０数秒の早さだ。だがその行動までに何度も上を見、斜めを見、後ろを見て敵がいないかを確かめる。この動作を繰り返しておいて一瞬の隙に敵にやられないようにと神経を張りつめている、、、ように私には見える。その俊敏な動作や真剣さが私にはとても可愛いらしく見える。 　子供の頃よく従兄弟と山にめじろを取りに行ったというか、付き合わされた。その頃はまだ法律で捕獲は禁止されていなかったと思うが、、？適当な大きさの木の枝を何本か揃え、トリモチを巻き付けめじろが止まりそうな場所を選び何カ所に罠を仕掛ける。一旦この枝に鳥が止まると足が引っ付いて飛び上がれないので捕まえられるという訳だ。しかし、従兄弟とは何度も出かけたが私の記憶では一度も捕獲出来たことがない。あの用心深さでは子供の仕掛ける、それも付き合わされて嫌々やっている様な罠にハマることはないのも当然かなと思った。 　聖書にある「空の鳥を見なさい。種まきもせず、刈り入れもせず、倉に収めることもしない。けれどもあなた方の天の父はこれを養っていて下さるのです。あなた方は鳥よりも優れたものではありませんか。」マタ６章２６節。鳥は天から与えられた餌を、自分の最大の能力を使って身を守りつつそれを得る。その真剣さが美しい。 　私たち人間は神に似せて造られた神の作品である。父なる神様が養って下さることを信頼して、与えられた能力、賜物を最大限に生かして命を下さった方に応えて行きたいものである。