― PASTOR ”Ｂ”Jr こころのメモ ―　2013年 4月 7日 (予想外は記憶に残る)

海外ドラマの「フルハウス」と言えば有名だが、そのドラマで末っ子のミシェル役の双子の子が主演した「ふたりはふたご」と言うドラマがもう恐らく１０年以上前だがTVでやっていた。フルハウスほどの人気はなくDVDなどは発売してないそうだが。設定は違うがフルハウスと同じ感じのホームドラマだ。 　その内の一話。主役は双子の１２歳くらいの女の子だが、ある時双子のうち一人の子に仲良しの友達ができた。いつもは双子同士で遊んでいたが、友達が出来てからはその子と遊んでばかりになった。寂しさと嫉妬を感じたもう片方の子は、一つの策にでる。双子であることを活かし友達の出来た方の子に成り済まし、ケンカしてしまおうというのだ。まずはその友達を家に呼んだ。そして成り済まして言う。「前から思ってたんだけどさぁ、もう近寄らないでよね。」友達はびっくりして、「どうして？」と聞く。「嫌なんだよ」「え・・・？どこが？」「どこがって・・・、ダサイのよ！その髪とかが！」「髪・・？」と、思春期の子が傷つきそうなことを沢山言う。・・・TVを観ていて「私も嫌だったのよ！」とか言っててっきりその友達も怒って出て行くと思った。しかし、友達が言った言葉はこうだった「‥私は好きよ。」その反応に女の子は戸惑った。観ていた僕にもあまりに意外で驚いた。そして戸惑ったままその子は「とにかく嫌なの！もう近寄らないで！」と言うと、何も言わずに悲しんで友達は出て行った。 　ドラマの最後で結局は誤解も解け万事解決するのだが、この場面は今でもとても記憶に残っている。突き放しても、好きと言ってくれる。聖書で言う「神の愛」はこのようなものなんだろうか。 (武間 修)