― PASTOR ”Ｂ”こころのメモ ―　2013年 4月 14日 (老眼鏡)

とりあえず100円ショップで買っておいた一番度の弱い老眼鏡。メガネを掛けた姿を家族に見せると「似合わんなー。」とか「何かヘンな感じ。」と言われるし、掛けたまま周りを見回したりすると頭がクラクラしてくるので全く使っていなかった。今年になってから特に少し明かりが弱い所でちいさな字の本を読むとなかなか焦点が合わない。聖書やアパールームを読んでも集中出来てないのが分かっていた。先日も針に糸を通すのに随分時間がかかった。思い出すように今朝、あのメガネを掛けた。「おおっ！見えるわ！字もデカくなるし、一文字ひと文字がくっきりしている。クラクラもしないではないか。」老眼鏡の威力を知った。ちょっと悲しいような、嬉しいような！だがくっきり見えるということは本当にありがたいことだ。その時、このコラムの第１話に書いた記事を思い出した。私の母が白内障の手術を受け、その後電話で話した時の母の感激の声「見えるわー。ほんまよう見える。」はっきり見える嬉しさ、その気持ちが少し分かった気がする。 　使徒パウロが第1コリント人への手紙で「今、私たちは鏡にぼんやり映るものを見ていますが、その時には顔と顔とを合わせて見ることになります。」13章12節。と記している。神様の全体像は私には想像もつかないほど偉大で尊い方。だが必ずその真実を手に取るように分かる時を迎えられると聖書は約束する。その時私は何と声を発するだろう？「うわーつ！こっ、こんなにもイエス様は聖く、その力は偉大で、愛は深く広いのか。」きっとこんな感嘆の声をあげるだろう。その時にはメガネなど全く必要ない。ただ主への信頼のみ。